遊戯的行為

SMに理解がない人は、SMの何が気持いいのかという根本的なところを否定しがちだと想います。
もちろん、肉体的な意味で、Sが攻めて、Mが攻められるわけです。
その苦痛が伴うプレイの楽しさを感じられない人が普通でしょう。
SMにおける快楽に浸れる男女のほうが全体数から言えば、圧倒的に少ないのは明白です。

ただ、趣味や嗜好というものは、ある意味で、一部の人にしか理解できないという側面を持っているものですから、しょうがないといえばしょうがないのかもしれません。

趣味は他人に公開し、他人の共感を得ることが前提ではありません。あくまでも、自分が満足できればそれでいいというものです。
SMも同様です。
SMプレイにおいては、両者が納得してプレイを楽しんで満足感を得ています。イヤイヤやっているわけではないのです。
誰かにわかってもらいたいのではなく、自分たちがわかっている快楽を理解してくれる人とだけ楽しむそれがSMの世界なのです。

つまりそのことは、SMという固有の趣味だけの話ではなく、広く一般的な趣味の世界について言えることではないかと思うのです。
しかしながら、SMが性的なものであると誤解されているために、SMに理解がなくても関心が高いわけです。
繰り返しますが、SMは性的なものというより、むしろ趣味的なものと言えます。

アダルトビデオの影響もあると思いますが、SMを性的な側面だけで語っているため、SMに対する誤解が生じるのでしょう。
本来的な意味では、SMはただの趣味であったり、また遊戯のひとつだたりするものです。